テニス肘の痛みを「根本的に」取り除くための治療法である筋膜調整とは?その具体的な方法②/三軒茶屋エリアの整体院といえば三軒茶屋α整体院

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テニス肘の痛みを「根本的に」取り除くための治療法である筋膜調整とは?その具体的な方法②

テニス肘の根本的な解決には真の原因である筋膜に介入していく筋膜調整が必要となります。 今回は筋膜調整の肝となる触診と治療部分についてお伝えしていきます。

筋膜調整の具体的な方法とは?

テニス肘の根本的な解決には筋膜への介入が必要です。

治療手順は大きく分けて以下の通りに行っていきます。

①問診
②運動検査
③触診検査
④治療
⑤セルフケア方法の指導
⑥注意事項について

と、なります。


前回のコラムより、その筋膜調整の具体的な進め方についてお話ししています。前回のコラムでは、「問診」「運動検査」の目的と方法をお伝えしました。

今回は、筋膜調整の中でも特に肝となる「触診検査」「治療」についてお伝えしていきたいと思います。

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③触診検査

触診検査は筋膜調整において最も重要な項目になります。

なぜなら最終的に原因となる硬くなった筋膜を探し出すには、触診によってのみ発見されるからです。

問診と運動検査で得られた情報をもとに、原因となっている部分を見つけ出すために一ヶ所一ヶ所丁寧に触診していきます。
これが一番時間のかかる部分ですが、関係ないところを治療しても症状は変化しないため時間をかけてでもしっかり診ていきます。


硬くなった筋膜はザラザラしていて、強い痛みがある事が特徴です。

そういった部分がどこにあるかを見つけていきます。

中には押した痛みはかなり強いけどザラザラしていない部分だったり、痛みは無いけどすごくザラザラしている部分だったり、色々なパターンがあります。

しかし最も重要な意味を持つ場所は、ザラザラが強く、かつ痛みも強い部分です。

実は肘周りには無い事がほとんどで、首や胸、背中や肩、手首などに存在する事がよくあります。

このような筋膜の硬さがどこにあるかを把握し、どの部分から治療していくかを決めた上で治療に移っていきます。
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④治療

筋膜調整の治療は、「問診」「運動検査」「触診検査」を通して探し出した筋膜の硬さを緩めていく事になります。

根本的な原因である筋膜の硬さを解消すると、ほかの部分にあった硬い筋膜も緩んできます。

筋膜というのは何らかの原因によって一ヶ所が硬くなるとバランスを取るために次々と他の部分の筋膜が硬くなって行きます。
しかし治療によって大元の筋膜の硬さが緩む事とバランスを取る必要が無くなり、カバーするために硬くしていた別の部分の筋膜も緩んで来るんです。

ですから一ヶ所緩める事で完全に痛みが事もあれば、数ヶ所カバーしていた部位を緩める必要がある事もあります。

そのため治療はまず、最も硬さの強い部分から行います。

硬さのある筋膜部分はとても過敏になっていているため、治療においても最初は強い痛みを感じますが、数分で痛みが軽減あるいは消失するのでご安心下さい。


方法は徒手(肘や指など)を用いて、硬さのある筋膜をスライドするようにして緩めていきます。


この筋膜治療はいわゆる「はがす」とか「伸ばす」といった事は行いません。そこが筋膜リリースとは違う部分になります。

あくまでも筋膜の硬さを緩めることで、身体の緊張のバランスを改善し肘への負荷を正常化させる事が治療の肝となります。


また治療中、関連痛(治療している部位とは違う離れた部位に感じる痛み)が出ることもあります。

この場合、関連痛を感じてる部分にも原因に関わっている筋膜の硬さが存在している可能性があるので、後ほどチェックしていく事もあります。

一ヶ所ずつ治療し、運動検査と触診検査で効果を確認しながら、次の部位へ移って行き、最終的にテニス肘の痛みが軽減や消失するまで、あるいは筋膜の硬さが解消されるまで治療を行なっていきます。


ただし稀にその場では痛みの軽減が少なかったり、動きの改善が少ない事もあります。
ですが治療による炎症反応が終わる2〜3日後に大きな改善が見られる事もよく見られますので、最低でも4〜7日は様子を見て頂きます。

次回のコラムでは筋膜調整後に起こり得る身体の変化や注意事項についてお話しするつもりです。

改善症例

【現在の痛み】
右肘の外側の痛み


【痛む動き】
重い物を持つ、洗濯物を干す、バドミントンの後


【来院理由】
半年くらい前から肘がチクチク、ズキっとするようになってきて、最近は頻度と強さ、範囲が増えてきてしまった。
クリニックでリハビリ受けてたが良くならず。家事で痛みが出るのが鬱陶しい。


【過去の既往歴】
・肩こり、頭痛
・4年前に右肩の痛み(五十肩)

施術内容

①右首の付け根

痛みが半分くらいになった。

②右肩

痛みが残り2割くらいになった。

③右肘の下

痛みが無くなった。

なぜ痛みが無くなったのか?

筋膜は長い年月をかけて硬くなっていき、それが少しずつ広がっていきます。

そしてどこかの筋膜が硬くなると身体の張力(=引っ張る力)のバランスが崩れて、ある部分を異常に引っ張ってしまい、通常より負担がかかりやすくなってしまいます。

筋膜調整ではその硬くなった筋膜を緩め、身体の張力バランスを整える事によって、一部分にかかる負担を正常化して痛みを取る方法になります。

今回のケースでは肩こりや頭痛、五十肩が過去にあったため、上の方からどんどん硬くなってきた事が予想されます。

そしてチェックしてみるとやはり首や肩に硬い部分がありました。

このように筋膜調整では痛みのある部分ではなく、痛みを引き起こしている原因を突き止めるというのが特徴的です。


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